菱田春草

菱田春草さんの作品を紹介します。

菱田さんの作品は淡い色の出し方が綺麗だなと思いました。

この作品はでの太陽と海との境目の表現のぼかし方がいい色になっているな〜と思いました。

また、海ならではの波の表現もところどころ岩に当たって水が白いしぶきになっていてその表現もしっかりと作られているので面白いですね。

 

 

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この作品は、《紫陽花》という作品です。

大観とともに朦朧体と称された技法が非難された頃のものです。

そのなかから、洗練された格調高い一作となっている。

計算された構図と穏やかな色調は、紫陽花の持つ華やかな中にも淋しさの漂う雰囲気を満喫させてくれます。

この一匹だけいる蝶々は菱田春草さんとかだれか人間がモデルになっているような気がします。

紫陽花

松本哲男

松本哲男さんの作品を紹介します。
松本さんの作品の特徴ですが、色をたくさん重ねているのが特徴的であり、メインになるものを浮かびあげているのも特徴の一つになっているなと感じました。

この作品で見て欲しいなと思うのは、所々に、質感を入れながらも、このモチーフを絵っぽく描くのではなくて、線と線。線と点とかの表現で描いているのも特徴の一つになるかなと思います。

また、この真ん中に描かれている仏像の見方がいいなと思います。

 

しかも、この仏像だけではなく、周りにもしっかりと立体感の生まれたものが描かれているので、この画面として成り立っているんだなと思いました。

 

松本哲男

 

この作品は、富士山をモチーフにして描かれているんだと思います。

この山の道?険しさの表現、質感を表現しているのは難しいと思いますが、立体感を感じることのできる作品になっていると思います。

 

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松尾敏男

松尾敏男さんの作品を紹介します。

 

松尾敏男は長崎に生まれ、日本画家です。

堅山南風に師事した画家さんです。

画業初期の不安をテーマにした作品ののち、花鳥画や人物画、ヴェネチアに触発された風景画などの作品のなかで、師の南風、そしてさらにその師である横山大観へとさかのぼる現代日本画の正系をつぐ清澄な画境を示しているのが特徴になっていると思います。

 

松尾さんは画家の道に進む前というか絵に興味を持つ前は、バリバリのスポーツマンだったそうです。

体操をやって、都大会で優勝するような実績を持っている人だったそうです。

しかし、16歳の頃に急性肋膜炎というものにかかってしまいそれから3ヶ月ほど学校を休学していたみたいです。

そこから、動くことをしていた松尾さんにとってずっと休んでいることが暇に感じていたそうで、

暇な状態から解放されたものが絵だったそうです。

 

そこからの絵に対するきもちが変化していったんじゃないんでしょうか?

 

この時代は戦争があった時代だったのですが、そのなかでもやっぱりを描いて生きていきたいと思っていたそうです。

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この作品はいつ描かれたものなんでしょうか?

このメリーゴーランドは何をおもって描いたものなんでしょうか?

メリーゴランドを囲う光とともに、黒い背景。その色のコントラストにすこしだけ違和感をかんじました。

この感情はなにかもやもやしてるのかな〜

 

しかし全体として暗い印象を持たせるのではなくて、明るいけれどその中にはなにかありそうだな。みたいな作者自身に聞きたいような作品だなと思います。

佐伯祐三

佐伯祐三さんの作品を紹介したいと思います。

佐伯さんは大正〜昭和にかけての洋画家さんです。

また、大阪にて生まれ、フランスで歿しました。

 

30歳という若い年齢でお亡くなりになりましたが、とてもすばらしい作品を輩出されたなと思います。

画家としての短い人生のなか、その大半をフランスのパリにて過ごしたみたいですよ。

画家さんとしては憧れのようなパリにて歿すことができたのって嬉しいことなんでしょうか?

 

この作品は、自画像だそうです。

自画像って若干自分よりうまくかけたりしますが、どうなんだろう笑

ここで疑問です。

この影を暗い色にするのではなく逆に光で抜くことでの表現をしているのがすこしだけ気になります。

全体として暗い、寒色での配色による作品構成なんでしょうか?

 

 

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この作品はどこを描いているのかな?

 

パリの一角というか、過ごしてきた街の一部なんだと思います。

そんな生涯の大半を過ごした場所ってやっぱり思い出のなかだけにしまいたくないですよね。

 

 

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なんでこんなにお店が暗いんだろう?

中身には、色は入っているけれど、あんまり色を乗せている印象はないなぁなんて思います。

この作品のなかでは、きっと何回も色を使っているんだと思うけれど、この暗い色によって隠しているものがあんるんじゃないかな〜なんておもったり。

 

そんなことが起きていたら何を描いていたのか気になりますよね笑

 

実際どうなんだろう。

感情が入ってるのは間違えないんだけどな。

下村観山

下村観山さんの作品を紹介します。

下村観山は明治6年生まれました。
能楽師の家に生まれ、8歳から狩野芳崖、橋本雅邦に学び、13歳で出品した展覧会ではその非凡な才能に注目が集まったそうです。

また、16歳に東京芸大に入学したみたいです。
この頃横山大観が同期にいたそうです。
そう思うとすごい方ですね。笑

 

この作品は、虹を描いたものなのでしょうか?

描きかたがすごく繊細で本物の虹よりも美しいななんて思ってしまいました笑

絶妙に淡い表現をしていて見入ってしまいます。

 

また、なぜこのように後ろにもう一本虹のような線が見えるんだろうな〜なんてすこし疑問に残るところがあります。

なんだろう?これは…

 

 

 

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この作品は羽衣という作品になります。

羽衣という意味は

天人が着て空を飛ぶという、鳥の羽で作った軽く美しい衣という意味だそうです。

 

この人の顔をみるとなんだかにやけているような企んでいるような表情をしているのがなんとなく気になりました。

 

なんでこんな顔してるんだろう?笑

そして、よ〜く見ると、肩にはきている衣とは違う衣を持っているのが見えます。

なんか、この羽衣を使おうとしている瞬間なのかな?

どんな感じで描いてるんだろう笑

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マリー・ローランサン

マリー・ローランサンさんの作品を紹介します。

マリーさんは、フランスのパリに生まれ画家を目指して行ったそうです。

高校の頃からそういった学校に行って、絵を学んでいたそうです。

 

ジョルジュ・ブラックなどと知り合い、キュビズムの影響を受けたそうです。

キュビズムというのは、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始されました。

多くの追随者を生んだ現代美術の大きな動向です。

そんなキュビズムの創始であるジョルジュ・ブラックとの出会いはマリーにとっては大きな影響になったんじゃないでしょうか?
マリーさんの作品の特徴は、水彩画のようにぼやけた表現を綺麗に使っているのが印象的です。

その表現は全体に使うのではなく、ある程度の場所に使うことでメリハリのある作品になっていると思います。

とても綺麗に描かれています。

 

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この作品は、本当に可愛らしい印象があります。

この少女たちの背景に描かれている影が自然に描かれ、さらに奥行き感とかどっちに影が落ち、どちらに光が当たっているのだとかがはっきりとわかっていていいですね。

お汁がきみたいに描いているんでしょうか?

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鳥海青児

鳥海青児さんの作品を紹介します。

鳥海さんのこの作品は、花という題名です。

鳥海さんの描く作品は、半立体のような感じで絵なんですけど、立体感を感じることのできる作品が多いと思います。

この花は何でしょうか?

わたしは一見アジサイかな〜?何て思ったけど、さて本当のところはなんなんでしょうか?

しかし、この花の描きかたすごく綺麗です。

何回も筆をのせて絵の具を重ねることで浮き出している感じがすごくするな〜なんて思います。

 

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花だけでなく、この花を添えてる花瓶にも質感を感じられるような表現をしているなと思いませんか?

透き通っているわけではないんだけど、形も可愛らしくてなんだかこういった花のための花瓶なのかな?とおもうとかわいいです。

形がなにより可愛さを引き立てていると思います。

田崎広助

田崎広助さんの紹介をします。

 

田崎さんは、福岡県出身のかたで、画家になるために東京へと上京してきたそうです。
田崎さんの作品は、キャンバスに日本の山を描いています。

キャンバスに山を描いてはいけないというのではなく、しばらく、日本画の方で富士山を見てきたので、そうなるとなんだかふしぎな感じがします。

またこういう作品も斬新でいいなと思います。

日本画のように、淡い表現をするのではなく、はっきりくっきりとした表現での表現になっています。

この作品のなかで面白いとわたしが感じたのは、空の色です。

空の表情はこの作品のなかだと水色や藍色などの色ではなく、紫色を使っているのがまず驚く部分になるな〜なんて思いました。

また、キャンバスの生地を生かして描かれてる作品になっているなという印象でもあります。

 

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この作品でも、同じように空の色が本来の色とは違う色をしています。

今度は雲の表現はあまりされていませんが、なんだか全体として綺麗にまとまっているという印象になっています。

この作品のなかの山の表情も様々な表現で構成されているのでいいなと思います。

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籔内佐斗司

籔内佐斗司さんの紹介します。

東京芸術大学大学院で携わってきた仏像や文化財の修復保存技術の研究をとおして、漆・彩色・寄せ木造り等の古典技法を学んできたそうです。

修復保存ってすごくいろんな知識がないといけないと思います。

現在でも木彫作品以外にもブロンズ作品などで非常に多彩な作品を発表し続け、公共の場所にも数多く設置されているそうです。

籔内佐斗司さん曰く、

「見る人、生活の中に活用してくれる人がいて、初めて完成するのであり、魂を込めるのは、彫刻を生活の場で使っていただく人である。」

だそうです

 

彫刻の世界というのはわたしにあまり想像つきませんが、こういうことを聞くと芸術の道となるとそういう考えをするのは普通なのかな〜なんて思います。

 

美術作品というのは自己満足だけで作っている人もいるけれど、しっかりと依頼を受けたりなにかメリットを受けるために作るという作家さんは少なくないと思います。

 

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わたしは籔内さんの作品の中での印象というか好きなところは、表情が豊かというところがとても好きです。

この蛇は、この角度からだとよく見えないのですが、笑っているらしいです。

この写真で見るとわかるのは、目元をみて欲しいです。

目元がなんとなく笑っているように見えませんか?

この表情も籔内さんが考えて作っているのだと思うとやっぱりこの方の特徴となる部分なんだろうな〜んて思います。

このさくひんってなんだか面白くないですか?

立体物3つをあわせて1つの作品なんだと思いますが、こういった表現の作品になるとこの作品を配置する時に自分で間隔をつけて配置したりとすこし遊び心が感じられます。

 

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この作品は福羊と言われていてこの顔もみて欲しいです。

この羊の目はくりっと見開かれています。

なんだかいつでもみているよてきな、いいことをしても悪いことをしてもいつも見ているから自分が幸不幸になるのは自分次ですよ〜みたいな感じもします。

そういうのを自分で詮索して考えて作品を見ると面白いなと思います。

東郷青児

今日は東郷青児さんの作品を紹介します。
東郷さんの作品は、全体的に絵の描き方に特徴があります。

女性をモデルとして描く作品が多く描かれていますが、そのモデルさん、女性の顔に特徴が集まっていると思います。

目はそんなに詳しく描いていないのですが、黒く表現されていますが、この黒さにも変化があったりするんでしょうか?

   
マットな質感を描いている印象ですが、影の表現もしっかり作られているのでいいなと思います。

この作品を描くときの地塗りは、白を使うらしいです。

地塗りをすることでもっと綺麗な表現になります。

絵画のその地塗り体験はわたしはしたことがないんですが、友達がそうしていることが自然になっていると言っていたので、絵画の世界だったら当たり前のようです笑