籔内佐斗司
籔内佐斗司さんの紹介します。
東京芸術大学大学院で携わってきた仏像や文化財の修復保存技術の研究をとおして、漆・彩色・寄せ木造り等の古典技法を学んできたそうです。
修復保存ってすごくいろんな知識がないといけないと思います。
現在でも木彫作品以外にもブロンズ作品などで非常に多彩な作品を発表し続け、公共の場所にも数多く設置されているそうです。
籔内佐斗司さん曰く、
「見る人、生活の中に活用してくれる人がいて、初めて完成するのであり、魂を込めるのは、彫刻を生活の場で使っていただく人である。」
だそうです
彫刻の世界というのはわたしにあまり想像つきませんが、こういうことを聞くと芸術の道となるとそういう考えをするのは普通なのかな〜なんて思います。
美術作品というのは自己満足だけで作っている人もいるけれど、しっかりと依頼を受けたりなにかメリットを受けるために作るという作家さんは少なくないと思います。
わたしは籔内さんの作品の中での印象というか好きなところは、表情が豊かというところがとても好きです。
この蛇は、この角度からだとよく見えないのですが、笑っているらしいです。
この写真で見るとわかるのは、目元をみて欲しいです。
目元がなんとなく笑っているように見えませんか?
この表情も籔内さんが考えて作っているのだと思うとやっぱりこの方の特徴となる部分なんだろうな〜んて思います。
このさくひんってなんだか面白くないですか?
立体物3つをあわせて1つの作品なんだと思いますが、こういった表現の作品になるとこの作品を配置する時に自分で間隔をつけて配置したりとすこし遊び心が感じられます。
この作品は福羊と言われていてこの顔もみて欲しいです。
この羊の目はくりっと見開かれています。
なんだかいつでもみているよてきな、いいことをしても悪いことをしてもいつも見ているから自分が幸不幸になるのは自分次ですよ〜みたいな感じもします。
そういうのを自分で詮索して考えて作品を見ると面白いなと思います。