松尾敏男

松尾敏男さんの作品を紹介します。

 

松尾敏男は長崎に生まれ、日本画家です。

堅山南風に師事した画家さんです。

画業初期の不安をテーマにした作品ののち、花鳥画や人物画、ヴェネチアに触発された風景画などの作品のなかで、師の南風、そしてさらにその師である横山大観へとさかのぼる現代日本画の正系をつぐ清澄な画境を示しているのが特徴になっていると思います。

 

松尾さんは画家の道に進む前というか絵に興味を持つ前は、バリバリのスポーツマンだったそうです。

体操をやって、都大会で優勝するような実績を持っている人だったそうです。

しかし、16歳の頃に急性肋膜炎というものにかかってしまいそれから3ヶ月ほど学校を休学していたみたいです。

そこから、動くことをしていた松尾さんにとってずっと休んでいることが暇に感じていたそうで、

暇な状態から解放されたものが絵だったそうです。

 

そこからの絵に対するきもちが変化していったんじゃないんでしょうか?

 

この時代は戦争があった時代だったのですが、そのなかでもやっぱりを描いて生きていきたいと思っていたそうです。

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この作品はいつ描かれたものなんでしょうか?

このメリーゴーランドは何をおもって描いたものなんでしょうか?

メリーゴランドを囲う光とともに、黒い背景。その色のコントラストにすこしだけ違和感をかんじました。

この感情はなにかもやもやしてるのかな〜

 

しかし全体として暗い印象を持たせるのではなくて、明るいけれどその中にはなにかありそうだな。みたいな作者自身に聞きたいような作品だなと思います。

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