初個展やその後の展覧会でも大きな成功を掴み、中国陶磁や李朝初期の朝鮮古陶磁の再現だけにはとどまらない創作陶芸で着実に名声を得てきましたが、1925年(大正14)を境に、確固たる信念を得るまでは作品の発表を控える事を決意。個展開催を
無期限停止として、制作に専念しました。
結果として一般客(寛次郎後援会主催の作品展を除く)への新作の公開を約3年間も停止しました。
これは、作陶に対する真剣さと情熱の表れでもあります。
1955年(昭和30年)には文化勲章を辞退。その後も、重要無形文化財保持者や芸術院会員に推挙されますが同様に辞退をされています。
「無位無冠の一陶工」としての姿勢を貫き、生涯ひたすらに美の世界を追求されました。
花田美術の在庫作品や近年取り扱った
河井寛次郎先生の様々な作品
一、 中国(宋・元・明・清)や朝鮮(李朝初期)の古陶磁の研究をもとに作陶した時代
二、 柳宗悦や濱田庄司たちと民藝(用の美)に情熱をそそいだ時代
三、 1945年以降に見られる、民藝の枠を超えた独自の個性と表現力が際立った時代
(更に後年には、作陶以外にも木彫作品や真鍮作品も手掛けるようになります)
花田美術では、河井寛次郎作品を今まで愛でて楽しまれてきた収集家の皆様の想いを、これから大切にしてくださる次の方へと橋渡しをさせて頂きます。
ご売却が初めての方でも、ご不安や不明点が解消できるようにお手伝いをいたします。
河井寛次郎作品専用の問い合わせフォームやお電話からでも、是非お気軽にご相談ください。
河井寛次郎に関する記事
2021年09月08日
河井寛次郎 浜田庄司(濱田庄司) 民藝運動を推進した作家達の展覧会
2020年06月23日
生誕130年 河井寛次郎展 山本爲三郎コレクションより
2019年08月30日
「CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展」東山魁夷、河井寛次郎、浜田庄司(濱田庄司)の作品も
2019年08月02日
京都国立近代美術館所蔵 川勝コレクション 鐘溪窯 陶工・河井寛次郎展
2019年04月27日
陶工・河井寛次郎 京都国立近代美術館にて