小茂田(前編)

小茂田青樹さんの作品を紹介しながら、生い立ちも説明していこうかなと思います。

題名も、小茂田と青樹で分けて送らせていただきます。
最近こうやって紹介するとわかりやすいのではないかなと思って連続で同じ方の紹介をしようかなと思ってました。
が、実際どっちがいいのかはわからないんですけどね笑

さてさて、小茂田さんは明治〜昭和にかけて活躍された日本画家です。
明治24年、埼玉県にて生まれ育ちました。
松本楓湖の安雅堂画塾に入門、のち原三渓の援助をうけながらも、今村紫紅を中心に赤曜会を結成しました。

花鳥、静物、生活観のある風景画を得意としています。
日本画の中で多くを占めるのは花鳥だと思いますが花鳥にも様々な種類があると思います。
その種類を紹介できたらいいのですが…

小茂田さんといえば水の表現でしょうか。
池にいるドジョウにもリアルな表情が描かれています。
こうやって水面に向かって口をパクパクとさせながら空気を取り込んでいるような、まさにこれが生活観のある日常風景の1部になるのでしょうか。

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理想とした花鳥の紹介とはいかなかったのですが、小茂田さんの作品の多くには水中の生き物を描くことが多く、またその生き物の様子も不自然な動きや形をしているわけでもなく、動きを想像させやすいようなそんな絵を描いています。

長谷川潔

こんばんは〜

 

長谷川潔さんの作品を紹介します。

長谷川さんの作品は、独特的なタッチをしています。
写真のような色味をしているのが特徴的です。

映写の写真のようなモノクロでの表現が印象的ですね。
この作品の中に描かれているのは、スズメと蝶々や蔓が描かれています。
モノトーンというのは表現のなかで基本的な色彩分割になっていて、それはまさにデッサンと同じような感じです。
モノトーンではありますが、じっくりと見ると実は隠れた色味が存在します。
この作品のなかに組み込まれている色味は深緑が使われていると思います。

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よく見てみると細かい表現がされているとおもいます。

モチーフとして描かれているものの陰影もきちんと描かれているのでそういった生物ならではの丸みを感じることもできると思います。

下田義寛

今日は瀬戸内の方から家に帰る日です。

この5日間?6日間?ですごくいろんな経験をしながら、また肌は日光にやられました。

赤くなって痛みなどは感じませんが、時計焼けが見ていて悲しくなります…。

 

今日の駅弁は何かな?

 

下田義寛さんの作品を紹介します。

下田さんの作品の特徴は全体的に絵の構成がデザイン性のある一見ポスターのようなタッチをしているのが印象的になるのではないでしょうか。
モチーフとなるものが描かれ、その奥にはそのモチーフにあった世界観が広がっていてその構図は魅了させるのは間違いないと思います。
しかもなんとも私の中でいいなと思ったのは、構図の利用の仕方というのでしょうか。
よく描かれているものとしては、動物が全面的に前に描かれていますが動物を主役に見せるような工夫がされていると思います。
この作品の中に描かれているのは子鹿が描かれていますが、この子鹿の奥に描かれるのは紅葉ですよね。

紅葉と鹿というバランスがうまく成り立っているからこそのこの構図の魅力になっているのだと思います。

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梅原龍三郎

梅原龍三郎さんの作品を紹介します。
梅原さんの作品は様々な方法で描いているなとおもいます。

この作品2つ同時に見るとなんだか作風が違くて作家さん丸ごと違うように感じませんか?
そんな二つの作品ですが、同じく静物画を描いていますが花の描き方にそれぞれ違いを感じます。

この花の描き方としては、輪郭がわかりやすく描かれているときと、筆によって絵の具によって花の表現をされているなどすこし描き方に違いを感じられます。

左の作品ではやはり絵の具の量が違うのでしょうか。
下にも厚く塗られたようなそんな絵の具がかすかに読み取れるような気がします。

それがあってからなのか、この作品の奥にはまた違った作品が描かれたのではないでしょうか。
すこしきになるところですね。
普段の作風が右の作風なことが多いのですが、なぜかこの作品だけ描き方が違いますね。

梅原龍三郎『薔薇』 梅原龍三郎『薔薇図03』

 

右の作品のなかに描かれている花の形や、花びらの枚数というかその表現の仕方が大きく描かれていて迫力もあり、生物の生命観も感じられる作品になっているような気がします。

岩橋英遠

おはようございます。
今日は昨日見れなかった島にまた見に行こうかと思っています。
少し問題が起きてしまって色々とトラブルです!危険!

トラブルなく帰りたかったんですが( ; ; )

岩橋英遠さんの作品を紹介します。

岩橋さんの作品には生命力というものを感じるものがどこかに感じることができます。

作品によって何を描いているかはもちろん変わってきますが描いているモチーフを見て、感動されることが多いです。

作中に描かれているこの鶴の番なのかな?よく鳥の特徴を捉えているなと思いました。

鳥は飛んでいるとき、足はしまっている鳥もいますが、鶴などのような水鳥はやはり足が長いのでその分曲げてしまうと逆に窮屈になってしまうのではないですか?

それをわかっているからこそ変に見えることもなく、自然と描かれているんだろうなと感じました。

 

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この作品ではないのですが、太陽が画面を照らしてくれるような神々しい生命力をよく感じる作品があるのですが、この作品からも飛んでいる2匹の鶴でもこの目の前に飛び立つ瞬間を見れたような現実味のある作品で実体験しているような気分です。

鷹山宇一

鷹山宇一さんの作品を紹介します。
鷹山さんの作品は、細かい筆のタッチが特徴的だと思います。
鷹山さんは静物画を描く作品が多く見られます。
構図もそうですが花それぞれ違う花ですが、それぞれの特徴をしっかりと捉えていますね。

細かい細密な部分を描いているわけではないのですが、大まかな特徴をそれなりの密度で色幅も増やしながら描きこむとこうなるんだなとわかります。
一筆一筆の慎重な動きがこのような正確さを生み出しているのだと思います。

また、全体の印象を統一させるための全体のバランスを取るためにほとんど同じようなタッチをしているのが印象的です。

こういったところから作品を良く見せる方法がわかっているなと思います。

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みなさんは全体的な印象はどうみえますか?

私はこの作品見たとき、チョウチョがいることに気づいてませんでした。
しかしいることで、すこしメルヘンな世界観に連れて行ってくれるような気がします。

草間彌生

草間彌生さんの作品を紹介します。

草間さんの作品の特徴は、見てもわかるようにドッド絵?が特徴的です。草間さんの代表作はやっぱりかぼちゃなんでしょうか?

かぼちゃの形のものに中に色を乗せる際、ドッドを描きながら製作されました。

ドッドの大きさや密度によって影の部分を表現したりしていてその要素がしっかりとしていていいなと思いました。

わたしが今回見た草間さんの作品は、かぼちゃのオブジェでしたが見たときのテンションの上がりようは結構大きかったです。

佐藤太清

佐藤太清さんの作品を紹介します。

 

佐藤さんは、デビューというか成功したのが遅かったため絵に独特得なタッチや思いが込められている作品が多くある印象を受けます。

この作品のなかでの特徴を挙げていきますと、バラの花びら1枚1枚の構成というか区切りのようなそんな表現が上手くされていて、また美しいと感じさせてくれるなと思います。

1枚1枚をこうやってはっきりと分かれているように、花びららしさを残しながら、爪などで触ってしまったら細胞のやわさと言うものを感じさせてくれるような本当に独特的な作風をしているのが特徴的だなと感じました。

この作品のなかには花だけではなく、花瓶にも同じようなことが言えると思います。

花瓶の模様はまた花になっていますが、その花に区別がかかっていると思います。

生けている花と、花瓶の模様の花、それぞれ2種類の花がはっきりと区別して描かれているのはそこの比較があるからこそでもあるのではないでしょうか。

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佐藤さんの画伯の言葉として

自然とにらめっこして、自然以上を作る。そこが難しい。

自然は感動に満ちています。
厳しさがあり、優しさがある。畏れがあり、慈しみがある。
謙虚に対話を重ねると、自然は様々な顔を見せてくれます。
出合いの感動を画室に持ち帰り、
自然とわたしの意志がひとつになるまで、長い時をすごします。
これが、わたしにとって苦しく、
そして楽しい時間でもあるのです。

「安らぎ」は、物質だけではえられないもので、心の豊かさと、
自分を見つめる信仰のようなものから生まれてくるものではないでしょうか。
描きたいものがどんどん出てくること、それが生きがいであり、
生かしてくれる源だと思います。

という言葉が残されているそうです。

確かにものに対しての愛が作品になって現れているのが素晴らしいなと感じました。

 

 

小杉放庵

おはようございます。

今日の朝ごはんは節約ということで食事処での食事ではありませんが、こういうご飯もたまにはいいね!笑

美味しいご飯が食べれるのが楽しみです!

香川のうどん食べたいなぁ〜。

昨日回った島はすごく坂が多くて二人でヒーハーとなっていました笑

小杉放庵さんの作品を紹介します。
小杉さんの作品は、日本画らしい日本画だなという印象です。

日本画らしい日本画ってなんぞや!と思うと思いますが、私が思っている日本画ということです笑

日本画らしさというのは人それぞれに感じられますが、私が思う日本画というのは繊細な表現をしながらも、絵の具をそこまでどっさりとのせたりするのではなく、何回も重ねて透けたような表現をしながら描き重ねるというのが私の日本画の印象です。

この作中にはその繊細さもありながら、透明感も感じることができると思います。

絵本などに出てくるような構図ですね。

さるかに合戦などのワンシーンを見ているような気がします。

この柿の葉っぱの表現になんとも感動しました。

葉っぱの表現として、季節を感じさせてくれるような紅葉をしながらも自然に耐え抜いてきたちぎれた部分や、斑点があったりと自然界の様子がリアルに描きこまれているなと思いました。

伊東深水

こんにちは。

今日から香川県旅行に行ってきます。

もうすでに始まっています笑

新幹線でまず岡山の方まで行ってからマリンライナーで瀬戸大橋を渡るというのがなんだかソワソワします笑

瀬戸大橋を渡る時がくるなんて!なんて感じです笑
芸術祭楽しくいきます〜!

伊東深水さんの作品を紹介します。
伊東さんを過去に紹介した際はたぶんですが女性の絵を紹介したのではないかな。

女性の絵を描くことが多く感じられますが今から紹介しようと思っている作品は、花を描いた作品を紹介していこうかなと思います。

この作品は紫陽花が描かれています。

紫陽花はよく聞くのはリトマス紙のような作用もあるとかなんとか聞いたことがあります。

下に使われている土の養分がアルカリ性だったら青くなり、酸性だと赤くなる。みたいなそんなことを聞いたことがあります。

この作品に描かれている紫陽花は青い花ですね。

花が開きたてなのか、鮮度?花に対して鮮度と呼ぶことがあるのかわかりませんが、花の表現の仕方としてこうやって美しく描いているのを見て伊東さんのこの作品、モチーフに対する愛のような繊細さを感じます。

よくこのように見る文字が書き込まれている絵には何が込められているのでしょうか。

葉っぱにもその表現をされていて、色味がそんなに描かれているわけではないのですが、葉っぱのシワや葉脈をも感じ取れるようなそんな細かいところも同じように感じられます。