(^○^)と( ^ω^ )⑨熊谷守一

(^○^)熊谷守一さんの晩期の作品中には、われわれはあれが好き、これが好きというようなことは言えるかもしれないが、どの作品もほとんど出来、不出来を示さない同じような力の充実した絵で、その点が熊谷守一という画家の作品の一つの特徴でもあります。

( ^ω^ )この画家の自伝が昭和四十年、九十一歳の時に『へたも絵のうち』という題で綴られ、日本経済新聞社から発刊されました。その中で、この画家は語っています。「私は子供の時から他人を押しのけて前に出ようとする気がないから、何も怖いものはないのです」といっているまた、先年亡くなった画家坂本繁二郎のことにふれ、「あの人は金欲も名誉欲もない人だったようですが、ただいい絵を描こうという気持だけは強かったようだ。私には特にいい絵を描こうという気ないのだから不心得者なのです」と語っていたそうです。

IMG_1906.JPG

花田美術では熊谷守一さんの買取相談を承っております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。