川合玉堂1

川合玉堂さんの作品を紹介します。

今日は川合さん特集という感じでみなさんに発信していきたいと思います。

川合さんは近代日本画壇の巨匠とされていて日本の自然をこよなく愛し、数多くの風景画を描きました。
明治6年愛知県に生まれました。
14歳で京都の日本画家である望月玉泉、のちに円山派の幸野楳嶺に師事し天分を大きく伸ばしました。
23歳で東京画壇に転じ、橋本雅邦に学び狩野派を極め、円山・四条派と狩野派を見事に融和させることで、日本の四季が織りなす美しい自然の風物詩を情趣豊かで写実的に描く独自の境地を開きました。
まさにそれは自然を愛してやまない川合さんだからこその作品になっているのではないでしょうか。
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この方が川合玉堂さんです。

川合さんの作品の中で四季をよく感じられる作品は様々ありますが、全体として魅力的に感じたものは、私の中ではこの作品がお気に入りというか。

手前側に描かれているのは崖に生えている木々になっていますが、その生命力の強さや自然界の定めというようなものを感じ取ることができませんか?

 

背景の部分には川で人が釣りをしているような風景が描かれていますが、その風景もまた自然に組み込まれていて日常の一場面を切り取ったようなそんな自然を描いています。

そういったところに構図を当ててみるというのにも魅力を感じました。

 

川合玉堂『秋渓釣人』

 

 

次の作品は午後に!

 

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