伊東深水
伊東深水さんの作品を紹介します。
伊東さんは、大正昭和に活躍された画家さんです。
浮世絵師、日本画家、版画家です。
いろんなジャンルを描いているのが素晴らしいですね。
版画は、他のジャンルとは区別がつきやすいですが、浮世絵と日本画の違いをなにか樹になるところです。
この作品は日本画かなぁ?
背景に描かれる樹や、その奥に見える海の表現に、墨と水の調節での表現をされているのが見えます。
なので、なんだか日本画の描きかたに見えます。
気になったので、日本画と浮世絵の差を調べてみました。
日本画と浮世絵には、時代の違いがあるそうです。
膠というのは天然の接着剤として、昔から使われていました。
岩絵の具と言う、岩を砕いて作った粉絵の具を、膠と水で溶いて膠絵の具を作り、その絵の具で描いていく絵を日本画と認識されていました。
江戸時代にこのように描かれる作品のことを浮世絵と呼ばれていたそうです。
確かに最近は浮世絵画家といわれてピンとくるのは昔の有名なかたぐらいですもんね。
この作中に出てくるモデルさんのタッチというか絵描きかたがさっきの作品と比べてはっきりと描かれています。
このことについては何か理由があるのでしょうか?
時代を変えて描いているようにしているんでしょうか?そこは本人にしかわかりえないものなんでしょうかね笑