ジョルジュ・ルオー
ジョルジュ・ルオーさんの作品を紹介します。
ルオーは、パリに生まれ、14歳になった頃ステンドガラス職人に弟子入りしたそうです。
14歳となると、こっちでは中学二年生。
職人となると職ですよ。
デザインや美術的な面で見るとルオーはこの時からそういった道にあこがれがあったんだなと思います。
のちの作品にはステンドガラスが影響されているそうです。
この作品はどんな方法で描かれたものなのでしょうか?なんだか不思議な絵の具。
浮き出ているよな、しかし重ねての表現というより絵の具そのものが固くてその表面には質感を感じさせているようにも見えます。
ステンドグラスの影響ってなんだろうな〜なんて考えていて少しピンときたのは、ルオーの作品もステンドグラスも、線・輪郭線が太くなっているのが印象的だと思います。
その表現があるからこそ、絵に出てしまうんでしょうね。
そういうのって職業病とはまたちがうけどクセのようなものなんですかね?
晩年、ルオーは「未完成で自分の死ぬまでに完成する見込みのない物は世に出さず焼却する」と言い、ヴォラールのもとから取り戻した約300点以上の未完成作をボイラーの火にくべたそうです。
未完というものは作家にとって恥ずかしいものなのでしょうか?
それだけ思いれがあったりするのかな?
未完というかたちで残っているのもまた面白くて時間が止まったような感じがして、魅力的だと思いますがね笑