奥村土牛
奥村土牛さんの作品を紹介するとともに奥村さんのことについても紹介します。
奥村さんは、東京に生れ、同地で歿。明治38年梶田半古塾に入門し、小林古径の指導を受けたそうです。
そしてさらに、大正6年に木版スケッチ集『スケッチそのをりをり』を出版したそうです。
雅号を土牛としました。
この作品は何の花なんでしょうか?
私はこの作品自体をどこかで見たことがあるのですが、このさくひんは一見マットな質感の作品になっているのですが、しっかりと影をつけていて、立体感も感じられます。
そこでですが、なぜ背景を金粉にしたんだろうという疑問が浮かんできます。
すこーし左の花をみると背景と茎の色を混ぜた色のような変化を見出していますが、これは背景とこのモチーフになにかつながりがあるからこその表現なんでしょうか?
この作品をモノトーン調で描いていることにはなにかわけがあるのでしょうか?
一説によると、自然のなす冷厳さ、そこに息づく農村の、底知れぬ力強さを語りかけている作品になっているので、その表現をするためにモノトーン調にしたんでしょうか?