小杉放庵2
小杉放庵さんの作品の紹介の続きをしたいと思います。
この作品の題名は《水亭》という題名です。
水亭という意味は、水のほとりのあずまや。という意味があるそうです。
水のほとりの意味がわかりましたが、あずまや。ってなんだろう?
この作品では、黒と地の色しか使われていないと思いますが、この水辺に住む人、小屋が見えるのでそこで過ごしている人がいるんでしょう。
それとこの葉っぱなどの枝垂れた樹が一番メインに描かれていると思うのですが、作品全体として、なんだか不思議と見入ってしまうのがこの作品の素晴らしいところになるのかなと思います。
この目の前に描かれた樹に注目はいってしまうのですが、きになるところに目を向けると奥に描かれているものに自然と目を移すことができて、それを見るとさらに奥にあるものを見れたり…
そんなことの繰り返しで、いろんなところをみても次の楽しみがみれることがこの作品の面白さだと私は思いました。
そんなにたくさんの色を使っていなくても、こんなにも情報量を入れ込み、また、綺麗な構図に収めているところがさらに魅力になるのかな?と思います。