福沢一郎5
今日も福沢一郎さんの作品を紹介します。
今日紹介するのは、1946-48年の時の福沢さんが描いた作品です。
戦後の混沌とした世相を映す裸体群像を、
ダンテの『神曲・地獄篇』の幻想となって現れた作品になっているようです。
今から紹介する絵の中に描かれている人物の描き方には特徴があると思います。
この作品は、人物の色使いがあまり使わないような色を使っていますね。
普通の人に使う色ではない少し暗い印象の残るような色を使うことで何かを伝えようとしているんですかね?
パッと見たときは一見不気味な感じがしますが、この背景に描かれている星空?なのかな?その空を描いた理由とかが気になるところです。
この作品は、人物なのかな?
あまり明るい作品ではないように見えます。
暖色を使っているから作品としての表情はいいのかな?なんて思いますが、内容はそんなに明るい作品ではないはず。
しかし、書き込みの量が多いからそれだけ何かを伝えたいというのがはっきりとしていると思うので、いろんな見るところが増えてくると思います。