浜田庄司
浜田庄司さんの作品を紹介します。
浜田さんの作る作品は、大胆な模様と手轆轤による造形が特徴的です。
陶芸界の巨匠とされる浜田さんは、実は少年時代は画家を目指していたそうなのですが、ルノアールの「フランスの絵描きの半分が工芸家になってくれたなら….工芸家も質を向上させる事ができる….」という一文を読み工芸の道に進もうと思ったそうです。
ルノアールは、画家として有名な方ですが、なぜそうおもったんでしょう?
しかも自分はなぜそうなろうとしなかったのか?それが疑問です笑
釉薬の流描による大胆な模様は、少年時代から培ってきた美的感性がいかされているのだと思います。
柳宗悦、河井寛次郎、芹沢けい介らと共に日常的な暮らしの中で使われてきた日常に使われる民衆的工芸品の中に「用の美」を見出し“民芸運動”を推進した事でも有名です。
確かにとても斬新な柄というか絵を描くことが多いですが、それがかえってこの形をプラスに美しく、魅力に感じさせてくれます。
この作品は
角の部分には、色が剥がれているのか若干緑がかっているところがありますが、そういったところは、出来上がってみないとわからないという模様なのかな?
そういうのって結構魅力的な部分になったりしますよね笑
この作品のグラデーションのような模様がすごく綺麗だなと思います。
また、色使いだけでなく三層になっているように見えますが、上の部分から垂れ流れてくるような表現をしているのは面白い作品になっているなと思います。
触ってみたいな〜なんて笑