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むらかみ たかし

村上隆

略歴

「営業力」に長けているアーティスト

野球選手は打率やホームラン数を見れば見ている人たちは評価を簡単に付けられますし、「足が売りの選手なんだ」や「飛距離がすごいな」など、どんな選手かまで想像がつきます。しかし、美術作品というのは点数がありませんし、つけられません。したがって、絵を描くことは出来ても、それが評価されるものになるかという点は難しいです。そこで、画家は「営業力」というのも必要となってきます。それを上手くこなし、現代アートの世界で活躍しているのが、村上隆です。

戦略的な逆輸入 

村上は1962年に東京に生まれます。アニメーターを志していましたが、東京藝術大学に入学し、日本画を学びます。卒業後、日本の美術業界のシステムやマーケットに失望していた村上は欧米に渡り、まずそこで自分の地位を確立してから日本に戻るという考えを練りました。草間彌生もこのような逆輸入型の画家ですが、村上のように戦略的ではありません。こういうところに先ほどの「営業力」を感じます。

日本の漫画やアニメと日本画の融合

村上のアートは一言で言うと日本の漫画やアニメ文化をモチーフとした表現の仕方です。「等身大フィギュア」を最初に考案した人物でもあります。漫画やアニメの模倣のようなものなら他の人でも出来そうという感じもしますが、村上はそこに大学で学んだ日本画の風味も取り入れ、さらにまた「営業力」として、それを伝える力に長けているのです。
 

アート=ビジネス

また、アートをビジネスとも捉えており、会社を立ち上げています。そこで若手画家の育成マネジメントを担当し、画廊やバーを経営しています。ピカソも「営業力」があったそうです。だからこそ現代の世の中の人々にも知られているほどの有名な画家になっているのだと思います。画家は絵を描くことだけが仕事ではないということを実感しました。

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