会社に沢山の美術関係の本があります。時間がある時はそれを見ているのですが、ジャイアンツファンの私の心をくすぐる名前の本がありました。「高橋由一」です。私が最も好きな野球選手、高橋由伸に名前が似ていたからです。怒られるかもしれませんが、そんな事がきっかけでその本を読んでみました。そうすると、その作品に感動してしまいました。特に風景画が個人的には大好きです。他の画家の絵と何が違うのでしょうか。それを探りつつ今回は高橋由一について紹介したいと思います。

 

由一は1828年に江戸に生まれます。1歳で人の顔を描き、周りの人々を脅かせます。武家の家庭に生まれたということで剣の訓練を受けていましたが、体が弱かったということでその道は諦め、絵の道に進むことになりました。川上冬崖の元で絵を学び、その後の由一の絵の核となる油絵は横浜に住むイギリス人ワーグマンに師事します。代表作は「鮭」です。

 

由一の絵の特徴は「リアリティ」です。写真のように描かれた絵は人の手と筆で描かれたものとは思わせない凄さがあります。旧江戸城の作品が個人的には好きです。自分が江戸時代のその場所にタイムスリップしたような感覚になります。私のような素人はまだ、抽象画の良さがまだ分かりません。だからこそ由一の作品の良さがはっきりと感じられたのだと思います。

自分がすごいと思ったものはこれからも知識を特に増やして行きたいと思っています。

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初めて海外の画家について調べていきたいと思います。今回はビュフェです。この人もフランスの人です。以前にも紹介した荻須高徳もそうであったように、想像以上にフランスは芸術の中心地なんだな と感じます。

ビュフェは1928年にパリで生まれます。第二次大戦で傷ついた心の悲しみがそのまま絵に溢れていて、見る人は考えさせられる作品になっています。女性を描くときのモデルはほとんどが妻で、仲睦まじかったと言われています。

1973年には彼の作品だけを展示した美術館が静岡県で開かれました。晩年はパーキンス病に悩まされ、自殺してしまいます。

同じ第二次大戦で傷おった日本人だからこそ彼の作品をよく理解できるということがあるかもしれません。彼の作品を見るときはそういうところに注目して見てみるとさらに深みが増すかもしれません。

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私はいま車の教習所に通っています。夏休み頃には取れるのではないでしょうかと予想しています。最近の若いものは車への興味がないと言われていますがそれは本当だと思います。同世代の人たちを見ても車大好き人間という人はいることはいますが少ないです。私もそのうちの一人かもしれません。それでも将来はそれなりに高級と呼ばれる車になってみたいものです。そういう車の一つにBMWがあります。

今日紹介したい加山又造は芸術家としてBMWとコラボレーションして車体をデザインしたことのある画家です。車という現代の最先端と呼んでもおかしくはないものに芸術家としてコラボレーションしたという事実は正直驚きです。どのような画家なのでしょうか。

又造は1927年に京都で生まれます。父は工房を営んでおり、幼少期からその工房で働く父やお弟子さんに囲まれて美術センスを養っていったと思われます。東京美術学校に進学し、その能力を高めていき、卒業後は国内の大学で指導にあたります。中国の大学へも指導にあたりそこで水墨にも目覚めるようになりました。2003年には文化勲章を受賞し、翌年亡くなられました。

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今回初めて、現役の画家について書いていきたいと思います。

私は今ウキウキしています。それは明日福岡へ旅行に行くからです。羽田空港から飛行機で行くのですが、旅行とは別に勉強として空港で見てみたいと思うオブジェと絵画があります。その美術作品を手がけたのが千住博さんです。

 

千住さんは現在、ニューヨークに住んでいます。東京藝大大学院を卒業するときの卒業作品は東京大学に売却されるなど、若いうちから活躍されている画家です。価値観に自分の考え方をしっかり持っていて、それを作品に反映させています。世の中の流れに敏感で、千住さん曰く世の中の価値観は9.11以降に変わったとおっしゃっているようです。日本がAPECのホスト国になった際も会場デザインを担当するなど、日本で一番の実力者の一人ではないでしょうか。

それでは、明日羽田空港で「今」の作品をみて感じたいと思っております。

 

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中学2年の時の社会の授業で担当の先生(50代で若いとは言えない先生) が「これから休日に少しずつ東海道五十三次を歩いて、制覇していきたい」と言ったのを覚えています。それ以降週末明けには「今日は○○まで歩いた。今度は○○まで歩く」と報告してくれました。いつだったか忘れましたが私が卒業してからその先生は東海道五十三次を制覇したそうです。感動した覚えがあります。

今回は歌川広重の東海道五十三次について書いていきたいと思います。子供から大人まで知っている日本で最も有名な版画の1つであると思います。江戸から京都までの道にある53の宿屋の地点からの景色の絵です。広重はこれらの絵を遠近法を使って描いています。それが当時ヒットしてここまで有名な作品になったのです。この手法は西洋画にも影響を与え、ゴッホなどにも影響を与えたと言われています。ゴッホというビッグネームが出てくるあたりさすが日本で最も有名な作品だというものを感じます。

今回は作家の生い立ちや特徴というよりはひとつの作品について書いていきました。素人なので深いところまで語ることが出来ず自分の中力不足を感じます。もっと勉強して深いところまで語れるようになりたい、そんなふうに思えた今回のブログでした。しかしこんなブログでも興味を持っていただけると嬉しいです(笑)

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