私は1日15分の朝ドラを録画して毎日見ています。「とと姉ちゃん」という作品で、戦前から戦後にかけての男性が中心の社会の中で女性が「生きる」ことを描いた作品です。アメリカでは昔は黒人と白人の差別がありますが、日本では黒人白人ほどの強い差別ではありませんが、男女の差別があったと考えさせられる作品です。

今回は、その朝ドラの主人公と同じ時期に女性として美術の世界で努力し、評価された片岡球子について紹介したいと思います。

球子は1905年に札幌で生まれます。女子美術専門学校を卒業後、美術の教師として働き始めます。その傍ら、展覧会へ作品を何度も出品します。力強く描くその画風は球子の特徴でありましたが、ゲテモノ的な絵が人々には受け入れられず何度も落選し、「落選の神様」という烙印を押されてしまいます。しかし、小林古径から自分のスタイルを決して変えることなく、描き続けなさいと言われ、球子自身も「美しく描くことが全てではない」と信じて、創作を続けました。

やがて、球子の作品も評価されることのなり、それまで人物画を中心に描いた球子ですが火山の絵にも挑戦し、その力強い画風は多くの人の心を動かしました。

このように自分の信念を変えないということは難しく、必ずしもそれが合っているとは限りません。しかし球子にはそれが正しかったということです。この時代に活躍する女性には強い信念が必要であることを実感しました。

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どの分野にも才能がある人とそうでない人がいると思います。しかし勉強やスポーツの分野では努力次第でその才能の差を埋められるものであると思います。スポーツ選手だけでなく身の回りの友達を見ていてもそういうことを感じます。又、才能だけでその分野で結果を残すことは無理で、努力をしないといけません。

しかし、美術の分野では才能だけが有無を言わせる世界であると私は勝手に思っていました。今まで調べてきた画家は幼い頃に天性なものを発揮する人ばかりだったということが理由です。しかし、今回紹介する菱田春草は私のその考えを改めさせる画家です。

春草は東京芸術学校に入学します。以前紹介した横山大観と同期であり共に学ぶことになります。はっきり言えば大観は「天才」で学年の中でも常にかなり優秀な成績を残しています。一方、春草は1年生の時はぱっとしない成績であったそうです。しかし学長の岡倉天心の指導や、彼自身の作画を生かすクラスへの移動を勧めたりする中で成績が著しく上がっていきました。最終的には卒業制作で優秀第一席を与えられました。すなわち春風の実力は東京美術学校の指導とそこでの彼の努力が生んだ賜物であると言えます。

私は才能だけでなく、努力でその名声を得た画家を知りました。もちろん他の画家が努力をしていないというわけではありません。春風は美大での他の才能のある生徒との差を努力で埋めた画家であるということを皆さんに知っていただきたいです。

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今朝、時間があったので家でイチロー選手が出場している試合を観ていました。まさかの4安打!打率も4割に乗せ、全盛期の ような活躍を見せてくれています。私が思うに今年の好調の要因はボールをよく見ているということだと思います。今まではその才能からか悪球も打っていたのですが今年は確実に打てる球を打っているという印象です。このように野球選手は年を経るにつれてマイナーチェンジをして相手に対応するのです。

画家も同じかもしれません。自 Read More →

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私は旅行が好きです。大学生になったいま、自分のお金で好きな所にいけるので長い休みの時などには旅行をすることが多いです。和食が好きなのが理由などで、「旅行といえば国内‼️」というのが私の中での考えでしたが、大人になるにつれて異文化に触れ合うことの楽しさに目覚めてしまいました。昨年は台湾とオーストラリアに行く経験をしましたし、今年はニューヨークに行く旅に出ようと画策しています。

今回は、国内だけでなく世界各国まで評価される作品を世に発表した「横山大観」について調べていきたいと思います。大観は1868年に水戸で生まれました。その後、名門東京美術学校で岡倉天心らに学ぶことになりました。日本画に西洋画の技法を取り入れるという新しい画法を生み出します。その後海外に渡り、カルカッタ、ニューヨーク、ボストン、ロンドン、ベルリン、パリで展覧会を開き高い評価を得ました。

現代の日本では世界で活躍する人材がいるということに関して我々は何も驚きません。しかし当時、大観のように世界で活躍するということは驚くべきことであったのではないでしょうか?グローバル化のパイオニアであった大観を私は尊敬しています。

 

 

横山大観

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最近、母との会話の中でお笑いについて話す機会が増えたと思います。母は最近「中川家」にハマっています。「よくいそうな人」のモノマネがとても面白いそうです。

私は「ドランクドラゴン」が好きです。コントは塚地武雅さんが考えるそうですが、そのコントがとても面白く、塚地さんの演技力もかなりあって、どの役も上手く演じています。それは私だけが思っていることだけでなく多くの方が思っていることなのでしょう、その演技力が評価されて塚地さんは俳優としても多くの作品に出演しています。その中でも山下清役で単発ドラマに出演していたことがとても印象に残っています。今回は山下清について紹介します。

彼は1922年に浅草で生まれます。幼少期に病気になってしまい、軽い言語障害と知的障害を患ってしまいます。その影響で勉強についていくことができす、障害児施設に通うことになるのですがそこで「ちぎり紙細工」に出会い、才能を開花させます。大人になると、徴兵を避けるために放浪を開始します。日本各地を放浪する中で出会った美しい風景を絵に残すということを続けました。戦後は「日本のゴッホ」と呼ばれ、展覧会には皇太子も訪れるほどでした。49歳の若さで脳出血のため死去しました。

彼が他の画家と違うこととしては驚異的な瞬間記憶能力の持ち主であることです。旅先で絵を描くことはしないで、感動した風景を記憶し、家に帰ってから記憶を基に描くようにしていたそうです。

調べれば調べるほどいろいろな彼の特徴や逸話が出てきてとても面白かったです。なるほどドラマなどが作られるほどだなと思いました。山下清ŽR‰º´山下清3

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ノロウイルスに感染してしまいました。(先日完治)

私は体調管理には自信があり、病気になっても1日で治せると自負していましたが今回その安全神話は崩れてしまうという形になってしまいました。そのためGW前にお休みをもらった形になってしまいGWの恩恵をあまり感じられていないのが悔しいです。こういうときに思います、「健康が第一」だと。

メジャーで活躍するイチロー選手は何が一番すごいのか、私は「けがをしないで試合に出続けること」だと思います。卓越した技術や能力よりも大切なことであると思います。私は野球選手ではないので試合は毎日ありませんが、日々のアルバイトや用事にフル出場できるようにまた一つ気持ちを入れ替えていきたいと思います。皆様も体調管理にはお気を付けください。

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