楠部彌一

楠部彌一さんの紹介をします。

楠部さんは明治30年に京都に生まれました。

大正2年 当時16歳の時に京都市立陶磁器試験所特別科に入り陶磁器を学んだそうです。

大正7年 赤土社結成に参加し、作陶生活を開始しました。

赤土社というのは、楠部さんと八木一艸さんたちにより結成された活動でした。

「自然の美の奥深を各自の愛を持って探求し、永遠に亡びざる美を陶器なる芸術によって表現せんとする」

という独自の新たな発想から伝統的で閉鎖的な陶芸界に大きな影響がもたらされました。
楠部さんの作品は多技多彩で知られています。

通常の釉下彩とは胎土に直接文様を描いて、その上に透明の釉薬をかける技法です。

その釉下彩から生まれた「彩埏」とは釉薬を磁土に混ぜ、何度も薄く塗り重ねる技法です。

この技法が独特の深い色合いと文様を生みます。

この作品からもわかるように、全体的ななまとまりのある統一した色味になっていると思います。

色の量にはそんなに多くの色を使っているわけではなく、使っている色を混ぜて利用しているように見えます。

それだけの表現力があるからこそできる技ではあると思います。

河井寛次郎

河井寛次郎さんの作品を紹介します。

河井さんの作品は、大正から昭和にかけて京都を拠点として活躍した陶磁器作家さんです。

 河井さんの作る陶磁器の柄というかみているとほっこりとしてくるし、優しい印象を受けました。

形にこだわりを感じますがその作られたものに対する愛が溢れている作品が多いなと思いました。

何故それを思ったのかと思うと、一つ一つの作品にそれぞれに合う絵を載せており、配置などもしっかりと計算されていて美しく感じます。

 

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この作品の中に描かれているものはなんでしょうか?

基本的に動物や花などが目立つというか印象的なのですが、これは花なのかな?

陶磁器に描かれている絵というのは、キャンバスに描かれるものとは少し違ってデフォルメに可愛らしく描かれていて、作品に対しての絵がバランス良くていいですね。

木村圭吾

こんにちは。

今日はすんごく暑くて、昨日とは全く違います。

日差しが暑くて刺してくるような日でしたが、空気は湿っていなくてどっちかというと乾燥してて風は冷たいし、なんだか不思議な天候でしたが、気持ち良く過ごせたのかなと思います。

明日はどうなるんでしょうか。。

こんな天気が続いてくれたら良いのにな…。

木村圭吾さんの作品を紹介します。

木村さんの作品は全体的に輝くような作風をしていて、見ているだけで力をもらえるような、マイナスイオンのようなエネルギーが隠されているような力強く、また生命感あふれる作品が多くあると思います。

絵の中の主役となる場所や、モチーフというのは見てすぐにわかるのですが、その魅力をより魅力にするために、オーラというか少し幻想的なものを具現化し、描いていると思います。

作品としては、日本の自然で美しいとされる桜や山をメインにして描いていますが、その桜や山の描写にもこだわりを感じます。

花びらや山の凹凸がはっきりとしていて、大まかなところだったり、細かったりと様々ですが、全体のまとまりはとてもよく感じます。

黒田清輝

黒田清輝さんの作品を紹介します。

先ほど紹介したのは、黒田清輝の弟子の存在であった金山平三さんです。

黒田さんにも渡欧とまでの広い場所ではなく渡仏で、フランスへと美術の世界を広げていた方でしたが、その時にラファエル・コランという方に師事をしたそうです。

どの作家さんにとっても、師事する師事されるという関係があるとなんだか面白いなと思います。

自然の景色の様子の描き方が美しいです。全体として色のバランスも良く描かれていると思うのでとても見やすくなっていると思いました。

金山平三

こんにちは。

今日はまた天気が良くなくて、昨日は晴れていい天気だなと思ったのに、また雨の日が続くみたいです(T_T)

台風がまたくるのでしょうか。
金山平三さんの作品を紹介します。
金山さんは兵庫県神戸市出身の方で、黒田清輝さんに師事したそうです。

今夜は黒田さんの紹介をしようかなと思ってます。

さて、金山さんなのですがなんと現東京藝術大学の西洋画科を主席で卒業したという方です。

また卒業してからヨーロッパへと渡欧し、パリを拠点にし様々なヨーロッパの街を渡っていたそうです。

ヨーロッパの街は特に美術をやっている人にとってとても刺激的な街が多く、行くことにも意味があるようなそんなイメージがありました。

ヨーロッパの画家さんの中でだいぶ昔になってしまいますが、ルネサンス期に活躍したラファエロや、ジョバンニなど、画面の構成に面白さも組み込みながら、シリアスな場面であったり愛溢れる画面の構成など様々見られたと思います。

なので、渡欧するというのはやはり絵を描く上で行くべき場所、やるべきことなのだと思います。
金山さんの作品は写実的のようなそんな細かさまでもが見ることができ、またそれを表現するという力もあり思いが伝わってくるような気がします。

ものを観察する力や、表現力はとても高いと思います。

ハイライトなどの入れ方についてですが、電気の方向性など、色の屈折の仕方というかそれもきちんと描かれておりとても見やすい絵になっていると思います。

マリー・ローランサン

マリー・ローランサンの紹介をします。

1883年、パリで生まれます。

画家を志し、ラマルティーヌ高校に入学し、アカデミー・アンベールで絵の勉強をしました。

ジョルジュ・ブラックなどと知り合い、キュビズムの影響を受けました。

ブラックからモンマルトルにあったバトー・ラヴォワールという安アトリエで、パブロ・ピカソや詩人で美術評論家のギヨーム・アポリネールと知り合いまふ。

1907年、サロン・ド・アンデパンダンに初出展をしました。当時は24歳です。

30歳になる頃には「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれた多くの芸術家たちの中でも、有望な新進画家として世に知られる存在となりました。

マリーの絵には可愛らしさ愛おしさが感じられます。

美しい見た目の中で、何がそうさせているのでしょうか。影の表現であったり色彩の濃淡であったりと油絵などとはすこし違う印象を持った水彩表現になっていると思います。

重ねていくにつれて濃くなっていく様子も綺麗な工夫になっていると思います。

モーリス・ユトリロ

モーリス・ユトリロさんの作品を紹介します。

ユトリロの絵を描いた経歴には驚かされました。

17歳という若さで、ユトリロはアルコール依存症で入院してしまいます。

その治療法として絵を描くことを薦められました。

そして、この頃からひたすらにもモンマルトルの街を描き続けたそうです。

25歳になった時アルコール依存症が悪化してしまい、刑務所にまで入れられてしまうほどの騒ぎも起こしてしまったそうです。

ユトリロの作品づくりに対する細かさやこだわりから、なぜこんなにもアルコールに中毒を起こしてしまったのかが疑問です。。


この絵はユトリロの「白の時代」と呼ばれる時だそうで、その作品を作る際のこだわりとして建物の肌質にこだわりを描いたそうです。

色を作るのに、たくさんの顔料を入れて目指す色になるまで研究をし、質感をも目指して行ったりとした作品に入れ込まれる力は素晴らしいと思いました。

カシニョール

カシニョールさんの作品を紹介します。

1935年 パリに生まれる

1952年 17歳に画廊で初の個展を開催した。

1955年 パリ美術学校へと入学しました。

カシニョールの作品は優美な色彩の閑麗な雰囲気からもわかるように色使いが工夫されていますね。

立体的に描いているわけではないのですが、描かれる情景にリアリティを感じさせてくれるのは、色使いだけではなく、画面の構成や出てくる人々の表情から生まれてきているものからきているのではないでしょうか。
顔の表情も陰影によってできているのですが、その濃淡の表現から生み出されています。

カシニョールさんの作品の中でもう一つの特徴は筆使いだと思います。

並みの表現も縦に筆が動かされていたとしたらどう見えるのでしょうか。

横に流れるような波にするからこそ、この並みの流れがより想像もしやすく、伝えられるのではと考えました。

川端龍子

こんばんは〜!

今日は台風ですね。。。

今夜直撃なのかな。

学校帰りは横殴りの雨ですごく寒かったです。

もうとうとう秋に冬に近づいて行っているということなんですかね。。。

 

川端龍子さんの作品を紹介します。
川端さんの作品は、作品全体的には落ち着いた作風をしているのが特徴的だと思いました。
こういった作品の背景になっている色はどこからのいろなのでしょうか?

もともとの紙の色味がこのような黄色がかった色なのでしょうか。

この作品のなかに描かれているものは俗に言う花鳥というような小ぶりな花とともに鳥が描かれています。

花のこの所々にしかちょびちょびと生えていますが、このつぶらな生命力が可愛らしく感じます。

また、なかに描かれる鳥も寒さに耐えているのでしょうか?

すこし体を膨らましているような自然な日常が描かれているのがよりリアリティを演出しているなと感じました。
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小磯良平

お早うございます。

今日も雨がすんごく降ってますね。

今週はずっーっとずーーーっと雨だと聞いて萎え萎えです笑
さてさて、小磯良平さんの作品を紹介します。

小磯さんの作品の特徴は、女性像を描いている作品がよく見られますがその女性像も透明感を感じさせてくれるようなそんな繊細な色味をしています。

全体の絵のバランスとしてはこのブラウンの絵の具を混ぜ合わせることで古風感をだしているけれどモダンな雰囲気を出している面白い作品がたくさんあります。

一見落ち着いた作品からは読み取れないのではないかな。綺麗なこのバレリーナの足や腕から筋肉のつき具合がしっかりと捉えられており、また活性している元気付けられる絵になっているのかなと思います。