宇田荻邨

宇田荻邨さんの作品を紹介します。
宇田さんは京都の北山の自然の景色を題材にして描いている作品を多く描いています。
宇田さんの作品は画面いっぱいにその風景画を描き、構図も絶妙な配置で切り取っているので見ていて安心感もあり見やすい絵の作りになっていると思います。

この作品の中に描かれているものは日本の四季のうち紅葉の季節になる頃、なるかならないかの季節の狭間というかそんな絶妙な時期を描いていると思います。

この場所は京都でいうと嵐山になるらしいのですが嵐山と言ったらやはり紅葉が外せない筆硯ポイントになりますね。

京都は実際東京都は違って四季をしっかりと保ちながら大事にしている気がします。
祇園の方に行くと高いビルがあったりなどはなく、昔ながらの道を通ることができますね。
建物も現代風には建て直されているところもありますが、それでも昔ながらの瓦屋根が見えたりと街の温かみを感じることができる気がします。

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この作品の中には、普段使う緑の色ではなく、エメラルドグリーンのようなそんな色を乗せてすこしパステル調で描いている作風もまた可愛らしい印象がもらえます。

小倉遊亀

ついに9月に突入ですね!
早い!
明日かぁと思うとなんだか実感はありません笑

実際まだ学校は始まりませんが、日が経つのはあっという間です。

小倉遊亀さんの作品を紹介します。

小倉さんの作品は花を描いていることが多く、下地の色が金色の金箔が貼られているようなそんな作風をしています。

金箔の上からものを描くってどうやって描いているのでしょうか。

葉っぱと花のギャップがいい感じに作品全体のバランスを保っているような気がします。

 

この花びら1枚1枚が分かれている様子であったり、綺麗な書き込みは胃とても美しく仕上げられていると思います。

また、花びらだけではなく、真ん中の雌しべ雄しべの部分も細かく書き込まれているのが見えますね。

 

それに対し、葉っぱに葉脈が描かれているのではなくべた塗りの要領で塗りつぶしています。

そして落ち着いた色味をしていて一見何故こんなに差があるのかなと思いますが、その表現があるからこそ主張に差ができ、すごく綺麗な作品が出来上がっています。

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青樹(後編)

小茂田青樹さんの作品を紹介します。
全編で紹介した作品は、水中のものを描いた作品でしたが、今回紹介しようと考えている作品は地上の風景画を紹介します。

作品を仕上げるためのタッチというものは変わってくるとは思います。
何を描くによって描き方というものは変化してくると思います。

この作品は晩春という題名が付けられています。
晩春というのは見てわかるように春が終わるというそういった意味を表しています。

春が終わっても次に来る季節のこの季節の移り変わりの時期の植物の変化は魅力的に感じます。

確かに作家さんとしてこうやって残したくなる気持ちもわからなくないです。

だからこそ日本の四季というものに魅力をかんじてしまうんでしょうね。

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もちろん遠近感を出すためにタッチの差というものを描いていますがはっきりと作者さんの意図を感じるような丁寧な描き方をしていると思います。

枝の表現にも一つ一つの木に植えることでよりその場所を主張していますね。

小茂田(前編)

小茂田青樹さんの作品を紹介しながら、生い立ちも説明していこうかなと思います。

題名も、小茂田と青樹で分けて送らせていただきます。
最近こうやって紹介するとわかりやすいのではないかなと思って連続で同じ方の紹介をしようかなと思ってました。
が、実際どっちがいいのかはわからないんですけどね笑

さてさて、小茂田さんは明治〜昭和にかけて活躍された日本画家です。
明治24年、埼玉県にて生まれ育ちました。
松本楓湖の安雅堂画塾に入門、のち原三渓の援助をうけながらも、今村紫紅を中心に赤曜会を結成しました。

花鳥、静物、生活観のある風景画を得意としています。
日本画の中で多くを占めるのは花鳥だと思いますが花鳥にも様々な種類があると思います。
その種類を紹介できたらいいのですが…

小茂田さんといえば水の表現でしょうか。
池にいるドジョウにもリアルな表情が描かれています。
こうやって水面に向かって口をパクパクとさせながら空気を取り込んでいるような、まさにこれが生活観のある日常風景の1部になるのでしょうか。

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理想とした花鳥の紹介とはいかなかったのですが、小茂田さんの作品の多くには水中の生き物を描くことが多く、またその生き物の様子も不自然な動きや形をしているわけでもなく、動きを想像させやすいようなそんな絵を描いています。

長谷川潔

こんばんは〜

 

長谷川潔さんの作品を紹介します。

長谷川さんの作品は、独特的なタッチをしています。
写真のような色味をしているのが特徴的です。

映写の写真のようなモノクロでの表現が印象的ですね。
この作品の中に描かれているのは、スズメと蝶々や蔓が描かれています。
モノトーンというのは表現のなかで基本的な色彩分割になっていて、それはまさにデッサンと同じような感じです。
モノトーンではありますが、じっくりと見ると実は隠れた色味が存在します。
この作品のなかに組み込まれている色味は深緑が使われていると思います。

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よく見てみると細かい表現がされているとおもいます。

モチーフとして描かれているものの陰影もきちんと描かれているのでそういった生物ならではの丸みを感じることもできると思います。

下田義寛

今日は瀬戸内の方から家に帰る日です。

この5日間?6日間?ですごくいろんな経験をしながら、また肌は日光にやられました。

赤くなって痛みなどは感じませんが、時計焼けが見ていて悲しくなります…。

 

今日の駅弁は何かな?

 

下田義寛さんの作品を紹介します。

下田さんの作品の特徴は全体的に絵の構成がデザイン性のある一見ポスターのようなタッチをしているのが印象的になるのではないでしょうか。
モチーフとなるものが描かれ、その奥にはそのモチーフにあった世界観が広がっていてその構図は魅了させるのは間違いないと思います。
しかもなんとも私の中でいいなと思ったのは、構図の利用の仕方というのでしょうか。
よく描かれているものとしては、動物が全面的に前に描かれていますが動物を主役に見せるような工夫がされていると思います。
この作品の中に描かれているのは子鹿が描かれていますが、この子鹿の奥に描かれるのは紅葉ですよね。

紅葉と鹿というバランスがうまく成り立っているからこそのこの構図の魅力になっているのだと思います。

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梅原龍三郎

梅原龍三郎さんの作品を紹介します。
梅原さんの作品は様々な方法で描いているなとおもいます。

この作品2つ同時に見るとなんだか作風が違くて作家さん丸ごと違うように感じませんか?
そんな二つの作品ですが、同じく静物画を描いていますが花の描き方にそれぞれ違いを感じます。

この花の描き方としては、輪郭がわかりやすく描かれているときと、筆によって絵の具によって花の表現をされているなどすこし描き方に違いを感じられます。

左の作品ではやはり絵の具の量が違うのでしょうか。
下にも厚く塗られたようなそんな絵の具がかすかに読み取れるような気がします。

それがあってからなのか、この作品の奥にはまた違った作品が描かれたのではないでしょうか。
すこしきになるところですね。
普段の作風が右の作風なことが多いのですが、なぜかこの作品だけ描き方が違いますね。

梅原龍三郎『薔薇』 梅原龍三郎『薔薇図03』

 

右の作品のなかに描かれている花の形や、花びらの枚数というかその表現の仕方が大きく描かれていて迫力もあり、生物の生命観も感じられる作品になっているような気がします。

岩橋英遠

おはようございます。
今日は昨日見れなかった島にまた見に行こうかと思っています。
少し問題が起きてしまって色々とトラブルです!危険!

トラブルなく帰りたかったんですが( ; ; )

岩橋英遠さんの作品を紹介します。

岩橋さんの作品には生命力というものを感じるものがどこかに感じることができます。

作品によって何を描いているかはもちろん変わってきますが描いているモチーフを見て、感動されることが多いです。

作中に描かれているこの鶴の番なのかな?よく鳥の特徴を捉えているなと思いました。

鳥は飛んでいるとき、足はしまっている鳥もいますが、鶴などのような水鳥はやはり足が長いのでその分曲げてしまうと逆に窮屈になってしまうのではないですか?

それをわかっているからこそ変に見えることもなく、自然と描かれているんだろうなと感じました。

 

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この作品ではないのですが、太陽が画面を照らしてくれるような神々しい生命力をよく感じる作品があるのですが、この作品からも飛んでいる2匹の鶴でもこの目の前に飛び立つ瞬間を見れたような現実味のある作品で実体験しているような気分です。

鷹山宇一

鷹山宇一さんの作品を紹介します。
鷹山さんの作品は、細かい筆のタッチが特徴的だと思います。
鷹山さんは静物画を描く作品が多く見られます。
構図もそうですが花それぞれ違う花ですが、それぞれの特徴をしっかりと捉えていますね。

細かい細密な部分を描いているわけではないのですが、大まかな特徴をそれなりの密度で色幅も増やしながら描きこむとこうなるんだなとわかります。
一筆一筆の慎重な動きがこのような正確さを生み出しているのだと思います。

また、全体の印象を統一させるための全体のバランスを取るためにほとんど同じようなタッチをしているのが印象的です。

こういったところから作品を良く見せる方法がわかっているなと思います。

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みなさんは全体的な印象はどうみえますか?

私はこの作品見たとき、チョウチョがいることに気づいてませんでした。
しかしいることで、すこしメルヘンな世界観に連れて行ってくれるような気がします。

草間彌生

草間彌生さんの作品を紹介します。

草間さんの作品の特徴は、見てもわかるようにドッド絵?が特徴的です。草間さんの代表作はやっぱりかぼちゃなんでしょうか?

かぼちゃの形のものに中に色を乗せる際、ドッドを描きながら製作されました。

ドッドの大きさや密度によって影の部分を表現したりしていてその要素がしっかりとしていていいなと思いました。

わたしが今回見た草間さんの作品は、かぼちゃのオブジェでしたが見たときのテンションの上がりようは結構大きかったです。