作家・作品・ニュースなど美術情報を紹介するサイト

ホーム > 記事一覧 > 美術業界用語 > 松方コレクション

2019年06月24日(Monday)

松方コレクション

松方コレクションとは
この記事を共有する
美術館などで絵を見るときに、タイトルなどが書かれた紙の中に、「松方コレクション」と書かれていることが多いです。
今回は、それはなんなのかを簡単にご紹介したいと思います。

ズバリ簡潔に説明すれば「実業家、松方幸次郎が集めた西洋作品や日本の浮世絵たち」ということになります。松方の父、正義は内閣総理大臣であったり、本人は川崎重工業の社長であったりと相当な富豪で、ものすごい数のコレクションが出来たということです。特筆すべきは実際に欧州へ足を運び、ゴッホやルノワールなどの有名作家の作品を収集し、またモネとは直接交渉などをして、モネお気に入りの絵を購入していたという逸話もあります。
多くの作品はのちに、国立西洋美術館の母胎となっています。また残念なことにフランスに保管していた作品はフランス政府に押収されてしまっているものもあるということです。

 

質問・コメント欄

このページを共有する